考える虫のつぶやき

こうやって生きたらいいのに を探して、物の見方、考え方について、あれこれと思うままに書いています。なぜか夜中ばかりの投稿ですが…

本当の少子化対策~子ども時代を楽しかったって思えること...(以前の書き直し)

これは1年ほど前に書いた少子化のブログを先日のニュースをみて、ちょこっと書き直した記事なので、それでも興味があれば読んでみてください(^^;)

先日、出生数が過去最少になったのを受けて、首相が急激な人口減少に歯止めをかけないと経済、社会システムの維持が難しくなる...と語り、それに対して、若い世代の所得向上のために経済の好循環を...的なことを言っていたらしい。でも...

今から親世代になるかもしれない若い人たち...彼らの意見として出てくるのは、「子育ては大変だ」…なんだけど、その理由で、最も多いのは経済的な理由、そのほか、仕事との両立が難しい、などなど。

でも、それって、根本的な原因は違う…んじゃないかなぁ...と思っています。

先に書いた理由を解決したところで、じゃあ子どもを...となるか...といえば、きっと、そうはならないと思う。いろんなニュースをみてると婚姻数も減少しそう...

実際のところ、
子どもを持ちたい!!...そう思う 若い人って多くない んだと思う。

そう考えると...本当の「少子化対策って、

「本当に子どもが好き」「子どもを育てで、子どもと一緒に楽しく過ごしたい」... そんな思いを強く抱く、若い人たち が増えること。

どんなに経済的な問題を解決したところで、そもそも、子どもを持ちたいと切望していないのなら…自分たちのために使おうって思っちゃうんじゃないのかなぁ...?

今問題なのは、若い人の多くが、さほど子どもを欲しいとは思っていない…、それなのに、子育ては大変だぁ...とても苦労する…って話題ばかり…、当然、状況は悪くなってしまう...orz

大切なのは、子どもを持ちたい、育てたい…若い人たちがそう思うようになるには?...
そういう視点で、解決方法を考えなくちゃいけないんだと思う。そして、いま何故、強く「子どもを持ちたい」と望まなくなっているのか...?、その理由をちゃんと考える必要があるんだと思う。

今の人たちって、「小さなころって、思いっきり自由で、楽しくて、嬉しくて、満たされてたなぁ...」そんな風に感じて育った...ってのは、それほど多くないんじゃないのかな...?、そういうのって...

親子でいつも楽しく、だったり、おばあちゃん、おじいちゃんや親戚と会う機会が結構あってワイワイ、だったり、そのほかにも、近くの公園なんかで、年齢関係なく、友達とガヤガヤと遊ぶ...、そんな「いろんな人」と過ごす日常が必要なんだけど、

ここ20, 30年は、そういう機会は少なくなって、かなりの人はそんな経験は少なそう...、逆に、普段は、ちょっと寂しい...だったり、なんとなく物足りないなぁ...と感じていたり...、そんな日々が多かった んじゃないのかなぁ...?

本当は、
この誰かと過ごす経験、特に、子どもにとって、「常に誰かがそばにいて構ってくれる」その感覚って、そのまま安心感になって...それが、脳の精神性の発達を支えている...そう考えると、ほんとに大切。

もし逆に、それがなかったら...、
子どもはいつも不安を抱えていて、そのストレスは精神の発達を阻害してしまう。子ども時代に心穏やかじゃない日々を過ごせば、当然、よい思いは抱けないし、大人になって、誰かに優しくする...なんてこともなかなかできない...、いろんな人と接していると、そうかなぁ...と感じることがあります。

なので...、

そういう状況を解決する...タイトルに書いたように…
まず保育園、幼稚園、小学校で、先生を増やす。同時に、今の先生の仕事を減らす、ざっくり言うと、暇な時間を増やす...べきかなぁ...と。そうして...

子どもと先生との無駄話の機会を増やす...

本来は、家族で過ごす時間を増やすとか、各家庭や近所づきあいを通して解決する方がいいのですが、これだけ核家族化が進んじゃった今、それは難しいかなぁ...と、それで、子どもたちみんなが良い環境を...って考えると、

先生を増やしつつ、負担も減らして時間の余裕を作る...、これ以外に方法はない...

って思っています。

これが実現できれば、
いじめや、大人の発達障害、自殺者数増加、学力低下...などの諸々の問題も、かなり解決する...それを強く思っています。

あと、先生の負担を減らす...これはよく話題になっていて...なのに、なかなか解決には向かわなくて...、いつもやきもきしてますが...、

難しくしているのは、負担を「減らす」視点で考えてる からかなぁ...と。思い切って、ゼロから 何が必要か という風に考えれば、意外に近道かもしれない...、たとえば、小・中学校なら、子どもを教育して育てる、それだけに必要なこと...必要な科目を教えること、給食や掃除も含めたクラスの運用、イベント系として、体育祭、文化祭、社会見学 くらいかな...、そういう風に絞ってしまって、それらをどうしっかりやるか...、そんな風に絞って考えれば、すっきりするはず...^^

先生に時間的な余裕ができれば、ちょっとした子どもたちの変化にも気づけるはずで、その分だけ、いろんな問題が起こらずに済むし、子どもたちも先生とどうでもいいくだらない話もできる。そうなれば、気持ち的な満足 が多くなって、困った行動もあまり起こさなくなる...はず。そして...

学校で満足して家に帰れば、家でもちゃんとすることはするが増えて家族の仲もいい状態が多くなる かなぁ...と。
そうなれれば、
子どもころ良かったなぁと、大人になって思えるようになって、親世代になると、自分も子どもと一緒に過ごしたい...、きっと、そう思うようになる。

そういう親世代が増えると、当たり前だけど、少子化はなくなる。これには時間が掛かるから、今すぐにでも、先生を増やして、時間的な余裕をつくる...その方向の、一見ゆるい方策を検討して、すぐ実行する...

人はやっぱり動物なので、「人に構って貰って愛されてると嬉しい」と感じる...本能的なシンプルな部分を大切にするって、大事ですごく効果があると思う...

そうなることを切に願っています。

じゃないと、いろいろやばいと思う...