いじめ、不登校に関する文部科学省の調査結果がニュースになっていました。
いずれも過去最多...とても、つらい話題です...
いじめについては、今、学校側は見過ごしを指摘されるのに過敏になっていて、それが功を奏して早期の認知になっている感じなのかも知れない。
深刻なのは、不登校も最多と増えていること...だと思う。これは、外部云々じゃなく、本人が実際に起こしている行動の結果だから...
もう随分前からだとは思うけれど、
学校は以前にも増して、こういう問題を対処できなくなっている...きっと。これは、対処の能力が...と言うよりも、その問題にまわす余力がなくなった...ってのが大きいと思う。
こういう問題って、クラスの雰囲気によるところが大きい...つまり、現代(いま)って、その雰囲気が明るい方向には向いてなくなってしまってるかなぁ...と。
いじめも、不登校も、どうしてもその当事者に目がいってしまうけれど、その問題をなくすという意味だと、解決はそこにはないのに...って、いつも思う...
目を向けるべきは、本来なら彼らを助けられるはずの周りの人たち...実は彼らも余裕がなくてその役割を発揮できない状況になってる...ってことじゃないのかなぁ...と。
当事者の周りのその他大勢...その比較的多くが、家でも大して構って貰えることが少なくて、他人に優しくできるほど余裕がないんじゃないのかな?...って感じてます。
このその他大勢がクラスの雰囲気の平均値になってるはずで、この平均値が下がるほど、気持ちに余裕がなくて、人に悪く接してしまう人が出てくるし、それを止めたり、間に割って入れる人も減ってしまう...今、起こってることは、そういうことなんだと...
なので、その解決は...、
どれだけ助けに入れる人たちを増やせるか...で、そのために、その他大勢の雰囲気を明るくする...ってことになるんじゃないのかなぁ...と。
その解決は、各家庭で...は現状、難しい...たぶん。なので、学校で少しでも...というのであれば、先生に時間的な余裕をつくるのがベスト...だし、それしかないと思う。
気持ちに余裕が持てない子どもたちに必要なのは、何気ないどうでもいい話ができる存在...、そういう存在がいるといないでは大違いで、いると雰囲気も大きく変わる。
そういう相手が学校なら先生なんだけど、今は先生も余裕がなくて、クラスの中のその他大勢と同じような状況になっちゃってる...そんな風に見えます。
とにかく、今やるべき対策は...、
増えすぎたどうでも良い業務を減らす作業で、それで、先生たちの時間的余裕をつくることだと思う。
あと、業務を減らす...を本気でやるなら...、
新たに学校を作るを前提に、本当に必要なものから積み上げるって作業がいいように思う。それと現状を比較すれば、果てしなく多くの減らすべきものもハッキリする...ように思う。
(コロナ禍はチャンスだったはずだけど、逆に増やしてしまってるよなぁ...orz)
とにかく、調べたって、認知したって、事案数ばかり増えて...その先の解決が難しいのは目に見えてるので...できるだけ早くなんとかしないと...
もう一つ...
解決のアプローチの仕方で、誤解を生む表現かも知れないけれど...
大きな問題を抱えている人と、その周りの普通の状態にあるその他大勢だと、その他大勢の雰囲気をよくする方がずっとやりやすいんじゃないのかなぁ...と。そうやって、
より良い状態(余裕のある)の大勢を増やして、彼らの手助けを借りることができれば、いじめや不登校も減らせる...ように考えてます。先生一人の力じゃなくなるし...
幼稚園のような状況を想像すると、
手のかかる子どもに付きっきりになると、その他の子どもたちは、○○ばかりずるい...って当然思うわけで、さらにややこしい状況になってしまう...小中学生も、幼稚園児のようにあからさまじゃなくても、内心はマイナス思考になってることが多いと思う。だから...
周りの子どもたちのケアって実はとても大切で、その良い状態を作って、困ってる友だちを理解してもらう...
色んな意味で、先生の時間的余裕をつくって、その他大勢の雰囲気を良くする...ってのは、本当にいいと思うんだけど...