考える虫のつぶやき

こうやって生きたらいいのに を探して、物の見方、考え方について、あれこれと思うままに書いています。なぜか夜中ばかりの投稿ですが…

考える力って、基本に立ち返る力があってこそ

上の子は受験勉強で、ちょくちょくそれがらみの話題を振ってくる…orz

今日は英文を読んでいて、内容は数学の勉強に関するものだったらしい。

で、彼いわく「これからは云々…」って感じの展開で、

これからの数学は考える力が重要になる…的なことが書いてある」
…と言うんで、思わず、
昔からそうに決まってるじゃんっ!」って、突っ込んでしまった…(^^;

もう少し内容を聞くと、

これまでは、
「覚えて使えることが中心で扱う」(人が多い?)で済むことが多かった
…けれど、これからは、
「それだけじゃ、次の新しい分野は切り開けない…だから、考える力が必要だ…」
ってことらしい。ふ~ん、なるほど!

そこまで聞いて、ようやく、
彼が読んでる英文が、一体何を言いたかったのかが分かった気がしました…orz

僕は話を聞くとき、「頭の中の先読みフィルター」が無闇に働き過ぎて、上手く整理できずに、その場では意味が入って来ないことが、よくあります…(^^; 、そして聞くのを諦めてることも…orz

話は戻って、

じゃあ、その「考える力」って…?

でも、そこには、そんな細かいところまでは書いてなかったらしい…

でも、話の流れで、
子どもと「考える力」についての話になりました。

例えば、
物理(力学)なんかだと、はっきりしてるんだけど、

・上向きと下向きの力が釣り合ってる
とか、
・速さのエネルギーと高さのエネルギーの合計は変わらない
とか、

最初に立てるべき「式」(関係式)があって、まず、それを式として立てる。
そこから、
「求めるもの(速度 とか)=・・・」
と式を変形して求めます。

大事なのは、
「最初の関係式」

であって、
「求めるもの=・・・」
の式ではないよね
…やっぱり、
ということです。

昔からそうですが、問題集に書かれた解答例なんかで、
最初の式を省略して、「求めるもの=・・・」で、最終的に整理した式と、その計算結果のみを示しているものがあったりします。

「最終的な式の導出は、各自でやって意味を考えるのが当たり前」ならいいのですが、
残念ながら、
結構な人が、そんなことはせず、書かれたものを丸まま頭に入れちゃえばいい的に…考えてたりします…(^^;

個人的には、

練習問題なんかの整理された最終的な式なんて、な~んの意味もない…

と思ってて、
子どもや勉強中の若い人には、その話をややくどくしてしまってます…(^^;

その式で、その問題の答えは出るけど、一本道でどこにも行けません。

でも、
最初に立てるべき式からスタートすると、
答えの辿り着き方がいくつかあって、答えに至るまでに考えなくちゃいけない。

なので、
その繰り返しが、結果的に「考える力」になるんかなぁ…?、と

そう考えると、
「考える力」って、
初めて出くわす問題にも、ちゃんと「基本に立ち返ることができる」
ってことなんじゃないのかなぁ?…
と、つまり、

「何が基本になっているのかが分かる力」なんだろうね…と、

なので、
普段から多少面倒臭くても、
「基本に立ち返って考える」って、かなり大事なことじゃないか…って…そんな話になりました。

ただ…、
試験前日みたいに、切羽詰まったときは、結局、丸暗記でも何でもするしかないけどね(>_<")/