考える虫のつぶやき

こうやって生きたらいいのに を探して、物の見方、考え方について、あれこれと思うままに書いています。なぜか夜中ばかりの投稿ですが…

自分は自分、人は人…他所のせいにしてしまわないために

僕が小さい頃、母から
「家(うち)は家、他所(よそ)は他所」
としょっちゅう言われてた記憶があります。

たぶん、何かを欲しがったり、「友達の家は~」と羨ましそうに話したときだと思うのですが…

言われる理由は、当然、教育的な理由ですが、その話になってしまうのは、家計に余裕がなかったってのがあります…orz

でも、そのお陰で、
他所とあまり比べて一喜一憂するようなことがなく、とても良かったし、すごく感謝しています。

もう1つ、
それで、他所と比べないことで身に付いたと思うのは、
「他所のせいにしない」
ということです。


特にコロナ禍になってから、それを強く意識させられています。

今は、感染者が増えると、
「政府の対応が悪い…」という流れになって、結局、政府のせいにする。

つまり、
自分たち以外のせいにしてしまってます。でも、
僕に言わせれば、本当に悪いのは、
「感染対策を疎かにしてる人達」です。

これのどこが、「他所と比べない、他所のせいにしない」の話に関係するのか?
と思われるかもしれませんが、

例えば、最近の例だと、
東京五輪の開催が決まると、なぜか、「それなら自分たちも自粛を緩めてもいいだろう…的になって行動する人たち」が結構います。

つまり、
「他と比べて、自分も!」になっていて、さらに、その自分の行動を責められると、
「政府が東京五輪開催を決めたから」と、自分以外のせいにする。

コロナ対策で考えれば、個人的には、
「五輪は五輪、自分は自分」で、今まで通りの行動は変えられないなぁ…
と思うのですが、そうじゃない人がそれなりにいて正直ビックリしています。

ここ十年あまり(もっと前から)でしょうか?、
「○○が悪い!」「○○のせいだ~!」的な風潮が続き過ぎて、バランス感覚を欠いた人たちが本当に増えた
気がします。

人間は、そんなに強くはないので、少し強制(気持ちの鍛練)しないと、弱い方、自分たちの都合のよい方に流されがちです。

そう考えると、小さい頃に言われた
「自分は自分、人は人」って、結構大事じゃないか!と…時々、周り流されそうになりながら、自分に言い聞かせて、コロナ禍を過ごしています。