コロナ感染者増で東京オリンピック・パラリンピック開催を不安視する声があってます。それに対する
IOCのバッハ会長のコメントが、一昨日、いくつかのニュースで紹介されてました。
そのうち2つの翻訳が対照的で、翻訳のされ方でかなり印象が違うなぁ…と感じて面白かったです。
原文は、見当たらなくて残念ですが…
って、ちょっとしか探してない!?、それに、彼は英語で話してたっけ…?
と、どうでもいい方向に話が逸れてしまいましたが、元に戻すと、それぞれの訳は、
1つは、
日本人の独特の「忍耐力」で・・・
もう1つは、
日本人のユニークな粘り強さで・・・
でした。
たまたま上の子と最初の訳を見ていて、そのときは、
なんかちょっと「日本人変わってるなぁ…」って印象があるよね…?って、笑い話になりました。たぶん、
「独特」がそう感じさせてるかなぁ。あと、
「忍耐力」は「我慢強さ」を連想させて、結果的に、
コメント全体が後ろ向きな印象でした。
そのあと、別のニュースで、
2つ目の訳を見かけて、
「粘り強さ」っていうのは、なんとなく誉められてるように感じたし、
「ユニーク」と英語のまま外来語になってることで、日本人変わってる感はなくて、「特有の」っていう響きに変わって、
全体的に、好意的に感じました。
単なる受け取り側の 主観の問題 かも知れませんが、
単語1対1だと気にならないのに、フレーズになるとガラッと変わる。
翻訳の言葉の選び方で 伝わり方も随分と変わるし、変えられる。
限られた時間の翻訳の難しさと、その大切さ、面白さを実感しました。