考える虫のつぶやき

こうやって生きたらいいのに を探して、物の見方、考え方について、あれこれと思うままに書いています。なぜか夜中ばかりの投稿ですが…

ディベートはより良い考えを引き出すもの…批判で負かすものじゃない

国会がらみのニュースで、同じ答弁が○○回も繰り返された…ってのを見かけた。

記事の見出しの印象だと、答弁を繰り返した方が悪いように取れるのですが、個人的には、
これって、質問する方にもかなり問題があるんじゃないかと思う。

分かりきった答え以外の、新たな答えを引き出せないのであれば、
そんな質問はするべきではない

とすら思ってしまいます。

国会や討論番組でされる 議論・ディベート
いつの頃からか、
相手の弱いところを批判して打ち負かす的な色が濃くなって、
打ち負かせる人が持て囃されるようになってしまった感があります。

そもそも
議論・ディベート
って、
相手のより良い考えを引き出して、
お互いに目一杯の考えを出し尽くして、それを競うもの

だと思うし、もし、それができたなら…と思ってしまいます。

そうなれば、今ごろコロナ禍の自粛も、こんなにみんながギクシャクせずにやれたのかもしれない。


記憶を遡ると、
バブル末期に始まった 「朝まで生テレビ」あたりから、
ディベートが持て囃され、
議論を交わす ではなくて、論を戦わす になって、誰が勝つのか的な 論戦形態ができていったように思います。

そう考えると、30年近くになる訳で、その代償は相当なものだし、
できるだけ早く、
そこから脱却することを考えなくちゃ…って焦り気味に思う…今日この頃です。