考える虫のつぶやき

こうやって生きたらいいのに を探して、物の見方、考え方について、あれこれと思うままに書いています。なぜか夜中ばかりの投稿ですが…

トップダウンとボトムアップ...ボトムアップのためのトップダウンでなくちゃ意味がない...

もうバブルが弾けて30年ちょい...随分とグダグダな状況がつづき、まだなかなか抜け出せそうにない...ってのが現状でしょうか...orz、冒頭、何を突然...的な始まりですが...(^^;)

2000年辺りからでしょうか...トップダウンが持て囃され、政治、経済...色んなところ、色んな形でトップダウン型で進められてきた...ように思います。

何かアドバルーンを掲げて、推進する...厳密には、推進しようとする...(^^;)

でも、今のところ、最初に書いたように、グダグダぁ〜とした空気が漂う社会のまま...って気がします^^:

正直、コロナ禍の影響は、それに追い打ちを掛けてしまったとは思いますが...

とにかくグダグダした感じ...、
端的に言うと、みんな一人ひとりに活気がない...

今はSNSのお陰で、みんなの様子も分かりやすい(これがグダグダ感に一役買ってしまってる気もしますが(^^;)...)、そのSNSでここまで届いてくるのは、どこそこが炎上した...的な話題で、結局のところ、誰かが誰かを批判して、どちらかと言えば後ろ向きに盛り上がってる...まさに、グダグダ感を象徴してるんじゃないかなぁ...と。

少し話が逸れてしまいましたが...orz

僕のいる職場もそうですか、どこぞで決められたアドバルーンが掲げられ、その名目に合うように細部の仕事を無理矢理はめ込んで...ってことが多いです...^^;)、それで何か利が出てればいいですが、多くが...結果的に一体どこが得したん(良くなったん)?...みたいな...orz

もう15年ほど前でしょうか、戦前生まれの年配の方と一緒に仕事をする機会がありました...その方は、一度、大手企業をかなりのところまでいって退職された方で、ポジション的には、ほぼいくところまでいっただけあって、トップダウンで仕事ができる方でした...
かつての話を聞く機会も多々ありましたが、一緒に仕事をするのが現役時代じゃなくて、ちょっと良かったなぁ...と思うくらいバリバリだったそうです。ただ、現役時代に一緒に仕事した人たちは、本当に大変だったと言いつつも感謝している人ばかりで、とても酷くて大変〜...って訳ではありません^^

そのトップダウン的な仕事のやり方 ですが...

そこに必ず含まれる大切な要素 があって...、

「一緒に関わった人たちを育てる、次の担い手としてその分野・業界の発展を託したい」...という気持ちを持っている

ってことです。なので...、

当時、かつて関わった人たちにも会う機会がありましたが、彼らは(同じ会社の人とは限らなかった...)、それぞれの会社で、さらには、その分野・業界で活躍してた人たちが多かったです^^

今、その状況について思いを巡らせてみると...、

多くの人材をちゃんと面倒見て、各人がそれぞれ活躍する...そんなボトムアップ的な状況が形づくられていって、各人だけじゃなく、もっと広く、分野・業界そのものも発展し、上手く回っていた...んだなぁ...と。

一緒に仕事をさせてもらったその年配の方は、トップダウンで仕事をしますが、仕事を誰かに頼んだからといって、そのままにすることはなく、細かくフォローして、顔を付き合わせて一緒に作業をすることも多かった...(^^)
そうすることで...、
どういう風に仕事をして欲しいのか、どういう結果を求めているのかが明確に伝わっていたなぁ...と、今、改めて思います。そして...、

そのために、かなり辛抱強く、時間も掛けていました^^、本当のコミュニケーション力というのは、こういうことを言うのかもしれません...

今、広くやられているトップダウンっぽい仕事って、それに比べると形式的かなぁ...と、なので...、
トップダウンで指示を出した方が、思う結果にならず...「何でちゃんとやってくれないのか...」とか、「何で理解できないんだ...」とか...そんなことをよく口にしている...ように思います...、それに似た話を良く見聞きします...orz、

トップダウン型は、決断も早くて、バンバン進む...ってことになってますが、形式的だと、それができていると見えるのは最初だけ...じゃないのかなぁ?

真に何かを良くしたいのであれば...上に立つ人の心構えっぽくなりますが,,,、

そのトップダウンですら粘り強く、それなりに関わる人たちをフォローして付き合う必要があって、結果として、それがボトムアップ型に繋がっていく...そんな形じゃなければ...やっぱりダメなんだと...、ぼんやり考えはじめてこれを書いているのですが、今ははっきり、そう思えてます^^

また、脱線した話っぽくなりますが...、

先生と学生との関係も、先生が学生と対峙するんじゃなく、最初は併走して次第に引っ張っていくのが理想だと思っているのですが、結局、組織運営のトップダウンボトムアップの関係も、これと一緒 なんだろうなぁ...