今朝、いつものように車でラジオを聞いてると、
「家庭で介護をせざるを得ない18歳未満の若者が増えている」 という話題をやっていた。
「ヤングケアラー」というらしい。
孫が認知症の祖父母の介護をしたり、精神疾患などの親のサポートをしたり...
学校に通いながら...
本当に大変だと思う。
私も昨年、認知症の母がなくなって、施設に入っていましたが、面会時以外でも、どこかで気にしていて、負荷は少なかった方だと思いますが、今思うと大変に感じることがありました。
そして、さらに、
そういったヤングケアラーは、孤立してしまいがちで、彼らの支援をどうしたらいいのか? について専門家の意見を聞いていた。
一番は、そういう状況にある「彼らの話を聞くこと」(自分から話をするのをちゃんと待って)、そして、
こちらから、色々と助言的に言ってしまうと返って駄目なことが多い とも...
それと、
こういった若い人が増えている背景には、少子化、核家族化があると言っていた。
個人的には、またその背景には、
「個人の自由とか自立」を良しとする、行き過ぎた風潮が、今、じわじわと現れているんだろうなぁ と思う。
そういう風潮と、家族が小さくなったせいで、自分もきっとそうだけど、
「周りに配慮する感覚が鈍くなっていて、人間関係が希薄になっている」んかなぁ...と、
その結果、
当人は、誰かに相談したり、助けを求めたりすることもできないし、
周りも、どう関わっていいのか分からない...僕もきっと、そうなるなぁ...
なので、
この時代、多少、面倒とは思うけど、できれば家族の繋がりは大切にしなくちゃと思いました。
あと、もう1つ、専門家の話で、
「ヤングケアラー」の問題に対して、
「苦労の部分だけを注目して取り上げるのではなくて、
どんなことができるかを一緒に考えていくことが大切です」
という話があって、なるほどなぁ...、とても共感しました。
最近だと、
差別やマイノリティの問題がよく話題になるけれど、
「こんなに酷い目にあっている」とか、「こんなに被害にあっている」という部分ばかりを取り上げて主張するのを見かけます、
第三者的に、共感しにくいなぁと感じてしまうのは、「被害ばかりを訴えてる」からなのかも...と思いました。
「今はまだ少ないけど、良い事例を積み重ねて、その支援・拡大を訴える」
そういったことができたらいいんかなぁ、と...
色々と考えさせられました。