先日、世界大学ランキングのニュースが出ていた。
日本は東大と京大がほぼ順位を変えずランクインしてることと、
中国をはじめ、アジアの大学が躍進している と書かれていた。
他の情報だと、日本の大きな問題として、
上の2大学以外の大学が軒並みランクを下げている ということだった。
個人的な意見になるけれど、
その理由の一つは、文科省の縛りが厳しいこと だと思う。
文科省は、大学の不正が文科省の批判になるため、
(これは文科省だけじゃなく、あらゆる組織でそうなっているけれど...orz)
予防線を張るように、細かなルールを作っている。しかも、
これらのルールは、全ての大学、研究者、いい人も悪い人も、一律なので、
このルールに対応するだけでも、かなりの時間を取られてしまう。
しかも、
昨今は予算が削減され、その削減された予算のために、ルールに対応するための時間を掛けている訳だから、成果は出にくくなってしまうのは、当然だと思う。
それと、それらのルールは、
一部の悪い人が、悪いことをしないようにするための(予防的な)ルールなので、
もともと悪いことをしない多くの普通の人たちにとっては、必要のない手続きで、時間だけをロスして、実にもったいないことだと思う。
(しかも、いい人ほど、よく守る...orz)
これとはちょっと話が違うかも知れないけど、
何年か前に、中国からきた大学生たちと関わることがあって、
驚くのは、彼らのパソコンの使い方、
出所が怪しいソフトウェアをなに食わぬ顔でバンバン使う。一方で、
僕ら日本人はウイルスなんかを怖がって、一切、そんなソフトは使わない。
でも、彼ら留学生を見てると、
使った方が得だと思えば、多少のリスクは気せず、それらを使ってドンドン進んでいく。まるで、
ウイルスと共存してるみたいに...、なので、
ときどきやらかしたりはするけれど、日本人より、確実に何かを享受し、有意義に過ごしてる感じがしました。
ちょっと、羨ましくもあります。
それは、彼らだけじゃなく、
彼らの母国も同じで、そんな感じで多少のリスクはほっといて、彼らの国の大学もランキング上位に上がって来ているんだろうと思ってます。
裏を返せば、日本人は、
細かなことを気にし過ぎて、それをルールのように考えて、縛られた行動を取っているように見えます。
「成熟した」といえばそうかもしれませんが、発展もし続ける必要があるのであれば、縛られることなく、多少は緩くすることは、凄く大事なことだと思います。
今は、個人レベルでそれを判断できなく(臆病に)なっているので、政策的にそういう状況を作らなければ、いけないのかもしれない...かな?