考える虫のつぶやき

こうやって生きたらいいのに を探して、物の見方、考え方について、あれこれと思うままに書いています。なぜか夜中ばかりの投稿ですが…

ChatGPTが怠け者に!?...これってかつての検索サイトの劣化みたい...?

ネットのニュースでChatGPTに関する面白い記事があった。

OpenAI、GPT-4が怠け者になってきたという苦情に「修正を検討中」とポスト

記事によると「ChatGPTによる回答がいい加減だったりすることがあるらしく、それがバグによるもので、現在修正中」とのことだった。

これが本当に明確な原因のあるバグならいいんだけど...

この記事を読んで頭を過ぎったのは...、
かつての検索サイトの劣化...orz

もう30年近く前、ちょうどインターネットが大学など一部の限られたところでは使われていて、まだ一般家庭には広く普及していなかったころ...
検索サイトはかなり秀逸で、その検索結果は、欲しい情報を的確に上位に並べて表示してくれていました...ほんとに便利だった...(^^)/

あの当時、
インターネットに上げられる情報が、ITや科学技術なでの専門性のあるもの、あと、オタク的な内容に限られていたから...とも言えなくはないですが...(^^;)
裏を返せば、かつてのインターネットは、そういったディープな知識のある人たちだけが使っていた世界だったわけです...

その後...、
インターネットは次第に、普通の人たちが自由に使えるまでに普及していき、利用者数が増えた...すると、マーケティングのターゲットになっちゃって、広告がバンバンと入ってくるように...orz

その結果...、
検索結果(順位にも)に微妙にカモフラージュされた広告がしれ〜と入れられたり、広告のための似たようなページが乱立したり...で、今誰もが不便に感じるように...検索の質は劣化...トホホ。

僕自身、今、「何かの使用感的な情報」を調べたときの検索結果の見方は、個人が書いているページを優先的に探すようにしています(^^;)...だいたい、そういうページは検索結果の数ページ先までいかないとなくて...遠回り感は半端なく...いつも悶々としています(^^;

そう考えると...
広く普及する...これって、誰もが使えるようになって、ものすごく幅広い分野の情報が扱われる便利さがある反面、専門性が薄れて、それぞれの分野の平均値が下がってしまう側面もある...てことなんだなぁ...とつくづく思います^^

で、ChatGPTが怠け者になる...に話をもどすと、

恐らく今...、
ChatGPTみたいな色んなことを学習する生成AIも、これまでは専門的な知識を持っていた人たちだけが、注意深く学習させてきた段階から、今は利用者の裾野を広げて、ごく普通の一般の人たちも使うようにして、そこからも学習する...そんな風になっているんじゃなかろうか...と、その結果として...、

そこから得られる情報は、これまでの高度に厳選されたものだけじゃなく、俗っぽい情報や思考、行動まで含むようになってしまっている...きっと。たとえ、今はそうでなくても、近い将来は間違いなく^^

そんな風に考えると...、
生成AIが返す答えも、レベルが下がったり、答え方がいい加減になったり...つまり、怠け者のような答えになっても十分おかしくないよなぁ...と。そんなことを考えてしまいました...(^^)。

ある意味...、
生成AIも人間っぽく進化していくのかもしれない...もしそうなら、扱いにくくて困りそうですが...(^^;)