考える虫のつぶやき

こうやって生きたらいいのに を探して、物の見方、考え方について、あれこれと思うままに書いています。なぜか夜中ばかりの投稿ですが…

ChatGPTを使いこなす=自分に見合った回答を引き出せる...なのかも...まずはバンバン使ってみては?

最近、巷を騒がせているChatGPT...

僕自身はちゃんと使ったことはないのですが、少し前、上の子に
「ChatGPTって,すごいらしいよ」って話をすると,すぐに使ってみたらしく,2,3日後だったかな,
ChatGPTが回答している様子を見せてくれました...(^^),かなり衝撃だったらしく、彼もその凄さに興奮して見せにきたみたい。そのときに,彼が ChatGPTに尋ねたのは、
大学受験に出てくるような数学の帰納法の問題の解き方

それに対して,ChatGPTは...
「n=1のとき・・・、
 n=2のとき・・・」
と,画面上では勝手にテキストが1行ずつ現れて解答が進められていきます...(@。@)確かに凄い。

まるで,風の谷のナウシカの土鬼の首都シュワの墓所の主みたい...^^
(漫画版の話です)
思わず...「これを理解するのにとても時間が足りない...」
って言ってしまいそう。そんなくだらない妄想で、クスッと笑ってしまいました^^、でも、それくらいビックリで、確かに...この先一体どうなるのか?...的な代物です(@。@)

ただ、上の子 曰く、ChatGPT って、本当に適切な条件を与えないと、正答はしてくれない...そうで、それなりに使えるには慣れがいるようです。

そんなやり取りから、ひと月経つか経たないくらいに、また別にひょんな形で ChatGPT ネタがやってきました...(^^)、何がひょんかといえば,,,

就活中の学生がエントリーシートを持ってきたんで、読みました。

その中の...
志望動機 (企業情報を元に書くようなところ)は...
何とも素晴らしい、非の打ち所がない文章
読みながら、よく書けてるなぁ...と、感心しました。ところが...

これまでに力を入れたこと(自分に関わるところ)は...
 何ともぐだぐだした言い回しの冗長な文章
もっと簡潔に書けるだろうに...と、残念な感じ...

つまり...同じ人が書いたのに...
それら2つの文章は、全く違う印象 で、同じ人が書いたとは思えない...って感じで、頭の中???でした。
それで、ハッと思い浮かんだのが ChatGPT、その場で学生に、「これ何か使って書いた?、ChatGPT とか?」と、尋ねると、思った通り使ってました...(^^;)

とにかく、このお陰で、
ChatGPT がどんなに優れていても、
使いこなすのはそれなりに難しそうだ...
ってことです。

エントリーシートを書いた彼は、印象の違う文章をそのまま持ってきましたが...
本当なら、その違い・温度差をなくさなくちゃいけない...
でも、その作業ってそれなりに難しかった...そういうことが言えるかも...と思いました。
(まだ熟考する前だったかもしれませんが...)

この2つの文章の温度差について考えると...

志望動機のところは、
企業がHPなんかで紹介している自社情報を ChatGPTに読ませて文章を作ってもらってるはずで、ChatGPTに提供される情報は...豊富、しかも、企業が自社紹介のために十分に練った内容...
なので 結果は、自分じゃ書けないような過度に立派な文章に...

それとは対照的に、
自分自身の紹介(力を入れたこと)になると、
当然それはまず自分で考えなくちゃならなくて...仕方ないことですが、自分自身の頼りない語彙の情報をChatGPTに提供し、それをもとにChatGPTは文章を作成する...つまり、前述した企業の情報に比べて、
自分自身を紹介する情報って圧倒的に貧弱...だから、
ChatGPTも冗長な文章にならざるを得なかった...かなぁ...

これは一例かもしれないけど、それでもChatGPTが出してくれる答えの傾向は見えた気がします。これからChatGPTを上手に使っていく...特に、

ChatGPT を 文章作成などで上手に使う には、使い手が自分自身の能力をちゃんと理解できている...、それがとても重要そうだ...ってことが見えてきました^^

ちゃんと使えないと...
ChatGPTが作る文章は、自分で実際に書くよりも、やたらと立派だったり、ひどく劣っていたり...、自分とは思えない見合わない文章(普段、自分が書かないような文章)ができてしまう...orz

なので、端的に...
ChatGPTをちゃんを使いこなすって、自分に見合った回答を引き出せる ってことなのかもしれない...^^、そのためには、
自分自身の能力をちゃんと理解できる...、そうならなくちゃいけない
ChatGPTに限らず、今までもそうなんだけど...
ただ、
今までは自分で何らかの勉強をする中で、自分自身を発見して理解していく...しかなかったけれど(これってかなり難しいかったりする(^^;))、それを手助けしてくれる道具「ChatGPT」が現れた...、だけな気がします^^

つい先日、ネットのニュースで、Chat GPTが大学教育のレベルを上げる って記事を見かけました。その記事は、優れた質問者を育成する必要性 を説いていて、まあまあ納得できる気がします...(ただ、そのあとの...ChatGPTが,大学教育のレベルを上げるって流れは、あまりしっくりしませんでしたが...orz)いずれにしろ、その記事にある、優れた質問者ってのが、結局は、自分の能力が適切に分かる人 になる...?、なんだろうと思いました。

そして、実際にChatGPTを使って、自分の能力をアップさせる、その能力のレベルを理解する...を考えると、例えば...

ChatGPTは、文章の流れとしては、文法的に正しくカチッとしたものを作成します。十分なよい情報が提供できれば、内容的にも高度な文章を作成してそう なので、その文章を、そのまま鵜呑みにせず、ちゃんと理解してから利用する習慣さえつければ、使う側の学力は確実に上がる...と思う。さらに一歩進んで、
ChatGPTが作成した文章を、自分に見合うレベルで自身で修正したり、自分に見合った文章を、ChatGPTに回答させられるようにする...そんなことを意識して使い続ければ、それはきっと、「自分の能力を正しく把握する」訓練にもなる...と思う。

そもそも、
現状の自分の能力を知らないままじゃ、学力って効率よく上げらないし...

あと、
学生や何かを学ぼうとする人が、ChatGPTを使うに当たってやってはダメなことは、ChatGPTの回答を鵜呑みにしてしまうこと。つまり、
「答えを求める道具」として使うこと。これは絶対にやめるべきだと思う。そうじゃなく、
「自分の能力を理解するための道具」として利用することが大切なんじゃないかなぁ...と

ChatGPT...いろいろ考えさせられます^^

上の子や、関わる学生には、積極的にバンバン使ってみたら...と話してます。
ただ単に答えを得るツールじゃなく、自分を知るツールとして...いずれは、誰もがAIと付き合っていくことになるだろうし、それに慣れるという意味でも、今のうちがいいかも...

結局、いつものように...長々と書いてしまいました(^^;)、それなのに、僕自身はまだ使っていない...なんとも滑稽です^^、でも、興味が沸いてきた感じなので、
そろそろ重い腰を上げて、使ってみよう...近々...たぶん。

後日談...
その後も、ちょくちょくChatGPTを使った文章をみる機会がありました。今の時点での気づきですが、ChatGPTの文章にも癖がありそうです。その癖は、文全体が、「そつがなさ過ぎて、ものすごくバランスがいい」ことです。
大体、人の文章には濃淡がある...つまり、その人その人で得手不得手があるので、書きやすいところと、書きづらいところがあって、また得手不得手以外にも、書き手の思い強くが入るところと、そうじゃないところがあって、それが文の中でも、力強い部分とそうじゃない部分として現れる...その結果、文章に濃淡ができるのですが、ChatGPTの文章では、それがほとんど感じられない...さらさら読める...ように思います。本当に、理想的です^^。
そのほか、ChatGPTの文章は、「句読点がものすごく適切」「私主体の文章でちゃんと「私は(が)」で始まって省略が少ない」...も癖といえば癖かな...