考える虫のつぶやき

こうやって生きたらいいのに を探して、物の見方、考え方について、あれこれと思うままに書いています。なぜか夜中ばかりの投稿ですが…

日本学術会議と学問の自由との関係って何?

さて、よく分からないのに書いていいのか?と思いつつ、疑問に思うことを書いています。

ニュースにある通り、
日本学術会議が推薦した会員候補の一部(6名)を、政府が任命拒否 し、大きな話題になっている。

それらの抗議声明の中に、
「政府の介入は、学問の自由を侵害する」
というのがあるけど、それが何故かが、よく分からない。

もし、
「任命されなければ、その学問が出来なくなる」 なら理解できるけれど、そうではないらしい

もしそうなら、
学術会議の会員になるために、学問をやっているんだろうか?
と、思ってしまう...

おそらく、
政府に対して都合の悪い意見をいう人が排除される、言わなくなる ことが、どうも、「学問の自由を奪う」ことになるらしいが、正直、しっくりは来ない。

これまでに、
政府がやろうとすることに反対意見は沢山あっても、
やろうとする学問を、政府がやめさせようとする話は聞かない

(それこそ大騒ぎになるはず)
だから、
何でそういう批判になるんだろう? って思う。


あと、
この会議の会員の選考方法を、ネットで調べると、

2005年までは、
各学協会からの推薦だった のが、
2005年以降は、
現会員による後任推薦になった そうだ。
(その分野のみんなの総意ではなくなっている)

だから、
ある意図を持った組織が、一度でも会員になる権利を得れば、ずっと繋げられて減ることはない。増えることはあっても...だから、怖いと思う。


そんな選考制度だと、誰だって、バランスのいい選考は難しいと思うんじゃないんかなぁ...?

しかも、
学術会議に、政府が10億円を支払っているので、もし、何か調べた結果、何らかの偏りが強かったり、極端な傾向があるような候補だったら、政府が拒否したいのは、分かる気がする。


そう考えると、結局、
誰もが知っていそうな、強く印象付けられる言葉として、「学問の自由」を使っている ように見える。

もし、そうなら普通の多くの人をバカにしていると思う。


それと、
今まで「学問の自由」に対する活動なんか見たことがない一部野党が、あれだけ激しく批判することにも、正直、違和感を感じるし、自分たちのために利用しているようにしか見えない。


とにかく、最近は、
バランス感覚に欠けた、批判や議論を吹っ掛ける人が多いのが、とても気になります。


さて、学術会議ですが、
政府に拒否されない、頼りにされる会議であって欲しい と思っています。
そして、
会員候補の選考方法くらいは見直した方がいい ように感じます。

さて、
諸外国にも、同じ学術会議なるものがあるらしいけど、どうやっているんだろう...?、あと、
これを「学問の自由」と結び付けて批判したりするんだろうか...?