首相の辞任による総裁選ですが、
その任期は、残りの約1年です。
コロナ禍で、世界経済はボロボロで、国際情勢も不安定なので、
どう考えても、
「緊急事態にある中での、一時的な総裁」
を選ぶ選挙だと思うのですが、
マスコミの報道を見ていると、
「そうじゃないのかなぁ...?」
と勘違いしそうになります。
緊急でなければ、
正規のスケジュールに乗っ取って、
各候補が政策を訴え、
みんなに熟考してもらって、
3年の任期に相応しい総裁を選ぶべき
だと思います。
しかし、
今回は状況から、
短期間で残りの任期のみの総裁を選ぶ選挙
です。
しかも、
その選ばれた総裁が、早急に首相の業務に取り掛かる必要があって、そのためには、
「新政府に協力的な党内の多数の理解と、協力が約束された人材の確保」
が、ほぼ出来ていることが、最も重要なはずです。
今の与党は、そのための動きをしているように見えますが...
もし、そうしなくて、
短期的に党員投票を実施すれば、それは、
熟考しないまま、メディアなんかが作り出す雰囲気に飲まれる形で、人気投票的な選挙になる可能性が大きいはず。それで、
外的にそれなりに人気があって、でも、
内部にあまり協力者がいない人が、
選ばれたとすれば、
実際の業務を速やかに、滞りなく取り組むことができなくて、
あれよあれよと1年の任期が終わってしまいます。
それはかなりの痛手になると思います。
コロナが落ち着くまでは、馴れた即戦力メンバーを中心とした方がいいと思う。
それと、
そもそも論になりますが、
日本の首相は、間接選挙で選ばれます。なので、
先の選挙で選んだ人達が責任を持って選ぶことは、おかしなことではないはずです。でも、
メディアはそれをあたかも変であるかのように報道しています。
もし、それが変なら、
選挙制度を直接選挙に変えることを、日々主張すればいいのに...と思います。
でも、そうはしてないように見えます。
なんで、こんな時だけ、そんな風に言うのか不思議です。ただ、政府の評価を下げようとしているようにしか見えない。
あと、
こんな時に、野党が合流活動をやってることにも、違和感を感じるし、
それを強く、しつこく批判するところがないのも、どうしてだろう?と思います。