考える虫のつぶやき

こうやって生きたらいいのに を探して、物の見方、考え方について、あれこれと思うままに書いています。なぜか夜中ばかりの投稿ですが…

絵本、へいわとせんそう…線を引くのはにんげんだけ…

下の子が、学校の委員会の活動かなにかで、
「へいわとせんそう」 (谷川俊太郎 著)って絵本を使うんだよ…(^^)

そんな話をしてました。

また、ちょうど、ニュースかなんかでも、取り上げられてて、
「ほら!あれだよっ」と教えてくれました。

その絵本は、見開きのページに、

左のページには、
「へいわの○○」
その言葉の下に、
平和な○○のイラスト

右のページには、
「せんそうの○○」
その下には、
戦争のなかにある○○のイラスト

が、それぞれ描かれている。

イラストはとてもシンプルで、言葉も入っていない。

そして、
○○は、「ボク」だったり、「パパ」だったり…

簡単なイラストだけで、へいわとせんそうが対比されていて、あとは、

読む子どもが自由に感じて考える


そして、
最後(?)の見開きページには、

左のページには、
「みかたのあかちゃん」

右のページには、
「てきのあかちゃん」

それぞれの言葉の下には、

全く同じ「あかちゃんのイラスト」が描かれてる…

それぞれのイラストの上に書かれた言葉さえなければ、

何の違いもない、おんなじ
「あかちゃん」

なのに、
「みかた」「てき」の言葉があるだけで、引き裂かれてしまう…

言葉なんて、にんげんだけが使う、にんげんの頭の中で作られたものに過ぎないのに…、つまり、
「自然の抗えない何か」だったりしない…実際に、
その言葉があろうがなかろうが、ほかの生き物たちは、何も困りはしない。

言葉にしろ、国境にしろ、とにかく、


「にんげんだけが、線を引く。」


友達同士、クラスの中、夫婦の間、職場の中、国同士…


久しぶりの、強烈なインパクトのある本でした…(^^)

今度、下の子と本屋に行った時に、手に取ってみようと思う。

#子育て
#絵本
#へいわとせんそう