考える虫のつぶやき

こうやって生きたらいいのに を探して、物の見方、考え方について、あれこれと思うままに書いています。なぜか夜中ばかりの投稿ですが…

子育てで大切にしていること:「叱らない」そして「できるだけ待つ」

自分が子どもの頃を思い返してみると、きつく叱られたのは、本当に数えるほどしかなかった気がします。

その怒られたうちの一つは、4, 5歳くらいに「男はそう簡単になくもんじゃない」と父にガツンと言われ、あのときの幼い自分には効き過ぎて、それ以降、「泣いちゃいけない!」ってなってしまって、何でも堪えてほとんど泣かずに今に至ってしまいました...(^_^;)、そのせいか..感情の一部を上手く出せないところがあるっぽい...orz、
さすがに歳を重ねたせいか、映画やドラマでちょっとグッと来て涙ぐむことはあります...なので、冷徹無比ではない...はず(^^;)

母も、礼儀・身なりは、事あるときには、ちゃんとしなさい...あと、勉強もよく、ちゃんとしなさい...と言われはしましたが、絶対的な言い方はなかったです^^、ただ、今となっては自分が何をやらかしたのか全く覚えてないのですが、2回くらい玄関から閉め出され「反省しなさい」的にきつく怒られた記憶(そのシーンだけ)があります(^^;)

でも、今、上に書いたくらいが、怒られた記憶のほぼ全てだったりします。まあ、怒られたことなんて、早く忘れてたいもののはずだから、本当に忘れてしまったものが幾らかはあるかも...(^_^;)

いずれにしろ、厳しく怒られることはかなり少なかった方だと思います^^

そういう環境だったせいか、僕も...
あまり強く叱ることはしない(できない?)し、たぶん、好きじゃないんだと思います。なので、子どもたちに対しても、「すぐに、そして、強く叱る」ことはほぼありません。よく言われる「叱らない子育て」なんだと思います。
叱らない代わりに、「できるだけ待つ」「時間をかけて向き合う」ことを大切にしています。

例えば、
子どもが何かやんちゃな遊びをしているときに、「危ないから気をつけてね〜」とは言いますが、早めに「危ないからダメ!」と言って強制終了せわに、いよいよ「危ないッ!!」ってなるときに、助けつつ「ほらっ、あぶないだろう」と、危なくなるギリギリまで見ていました^^(実は、その時が子どもに危なさを伝える最もいいチャンスなので)。
ほかにも、
お出かけで子どもが遊べるような場所で過ごしてるときなんかも、時間的に僕ら(親)の都合で行かなくちゃいけない...ってことはよくありますが、「そろそろ行くよ〜」を言ってから直ぐ強引に切り上げじゃなく、少し延長して遊ばせてから「もう行くよ」と、さすがに少し急かし気味で切り上げたり...できるだけ待つようにしていました^^

待っている間に、最もいいチャンスを探している...とも言えなくはありません^^
当然、どうしてもカチッと言わないといけないときもあって、それは、しっかり機会を待って、ここぞってタイミングを探すようにしています(^_^)


「叱らない子育て」って、「叱らない」=「甘やかせてしまう」、そんな風に想像してしまいそうですが、これまでの自分たちのやり方を振り返ってみると、実はそうではなく、叱らない分、「時間をかけて向き合う(=待つ)」ようにしていた気がします。

これを書いてる今、ふと気づいたことですが、

「話し方」×「時間」=>「何かを言い聞かせる」

みたいな関係があるのかなぁ...と、
きつく叱る、つまり、強い言い方だと、その分、時間は短い、逆に、優しく言い聞かせる、つまり、弱い言い方だと、その分、時間は長い...そんな関係がありそうかなぁ...と。ただ...

この関係だと、きつく叱るも、穏やかに言い聞かせる(叱らない)も時間が変わるだけで、どっちも変わらない風に思えますが、それは、その場の場合だけ...で、これが子どもが成長する長い間となると、全く違ってきて...実は、こちらの方が長い期間の分、言い方の違いの影響は深刻なんじゃないのかな...って思います。

その最たるものが反抗期なのかも...つまり、

「話し方」×「回数」=>「反抗期の激しさ」

のような関係があって、
きつく叱る回数が多ければ多いほど、反抗期は激しくなる傾向があって、逆に、そのときその時を、ゆっくり向き合って穏やかに話せば、反抗期はちょっと生意気なくらいで激しいことなんてない...ことが多い...そんな関係があるんじゃないのかなぁ...と。

結局、穏やかに話す分、時間を掛けて向き合ってることになるので、意思疎通もちゃんと取れてて、その中で子どもも思いを伝えられていて、わざわざ反抗期に激しく伝える必要もない...のかもしれない^^

長々と書いてしまいましたが...

ちゃんとした「叱らない子育て」って、子どもとじっくり向き合うことなんだと思っています。それと、「できるだけ待つ」ですが、実は子どもが小さい頃(小学校低学年くらい)までで、それ以降は、ちゃんとした話し相手になってくれて、あまり手間も掛からなくなっている...んじゃないのかなぁ...

あと...、
じっくり向き合うには、子どもと一緒に楽しく過ごす...ですね。これまで、ずいぶんと笑って楽しく過ごせたんじゃないのかな...。別に無理して楽しいことをしようとしなくても、普段よく話ができてると、そのお陰で、どうでもいい、しょうもないことでゲラゲラ笑えてる気がします^^

 

「叱らない」恩恵って、きっと、いろんなところにあると思うので、是非^^