考える虫のつぶやき

こうやって生きたらいいのに を探して、物の見方、考え方について、あれこれと思うままに書いています。なぜか夜中ばかりの投稿ですが…

G7広島サミット...みんな無事に帰国できてよかった

5月19日から21日まで、広島で開催されたG7 広島サミット。個人的にはとても良かったと思いました。

今は国連だけじゃなく、いろんな枠組みの国際会議があるけれど、その中でも、強く印象に残るものでした。

G7 首脳全員が平和記念(原爆)資料館を訪れ、被爆者の直の声を聞き、慰霊碑に献花をし、

豪州、韓国、そして、インドをはじめグローバルサウスと呼ばれる今後世界の原動力となる国々の首脳の参加、さらに、

ウクライナのゼレンスキー大統領の来日・参加、そして、

その会議の場が、被爆地 広島だったこと。

被爆者 広島での開催で、核廃絶恒久平和で言えば、すぐにそうなる訳じゃなく、批判もあるかもしれない...けれど、第1次・第2次世界大戦そして現在まで残念ながら軍事力で世界をリードしている国々の首脳が、原爆そして戦争の悲惨さを直に目にし、直の言葉に触れる...これは、彼らに強烈な印象を残せたように思う。
彼らの発信力はとても強力で、次の誰かをまた広島(いずれは長崎も)に訪れさせる。例えそれが身近な僅かな人たちであったとしても(そんなに少ないはずはないですが^^)...そして、その誰かから次の誰かに、その歩みは少しずつかもしれないけれど、そうやって繋がり広がっていくんだと感じています。

思い返してみれば、2016年の伊勢志摩サミットで、当時のオバマ大統領が、アメリカ大統領として初めて広島の平和記念資料館を訪れ、慰霊碑に献花し、被爆者と対話しました。それが今回のG7サミットでは、6カ国+EU首脳の8名です。その問題の難しさのせいで、平和への歩みはとてもゆっくりですが、やはり、繋がり広がっている...今回のサミットはその思いを強くさせてくれました。

そしてもう1つ、世界中が懸念する、ロシアのウクライナへの軍事侵攻

最近は、ロシア軍の苦戦、ウクライナの反転攻勢間際など、状況は変わりつつあって、それはロシアが追い詰められているように見える...誰が見ても。だから、今はロシアが何をするか分からない...的な不安が世界中で高まっていて、僕自身、何となくそわそわしていて、あまりいい心地はしていません...。そんな状況でのゼレンスキー大統領のサミット参加でした。
その彼が、これまで中立的な立場を取りロシアとの繋がりもあるインドのモディ首相と会談し、さらには、慰霊碑への献花、そして原爆資料館を訪れたのは、ロシアの暴走を踏み留まらせる...その意味で本当に大きいと思う。

ロシアが最悪のカードとして持っている核の行使...最近はその実行可能性がかなり現実味を増していると感じざるを得ない状況で、少しでも何かそれを解決するよいきっかけがあれば...いつもぼんやり思っていたのですが、今回のゼレンスキー大統領のG7サミットへの参加、そして、原爆資料館の訪問は、まさにそれだったんじゃないか...と思っています。
今、世界中の誰もが注目している中で、彼の行動、会見でのメッセージは、誰よりも戦争の悲惨さ、今隣り合わせの核兵器の脅威と使用の愚かさを、強く知らせるものになっただろうし、そのことで、世界中の監視の目がロシアに向けられる...ロシア以外の人たちはあまりそうは思っていなくても、当事者のロシアは強くそう感じてしまう...たぶん。そんなこの上ない時期に、これ以上ないメッセージを発信し、少しでもロシアを踏み止まらせる絶好の機会になった,..と信じています。

G7サミットって、平和だけでなく、経済問題、最近だとチャットGPTの問題など、多岐にわたる問題が話し合われるはずですが、やはり広島サミット、しかも、今のロシア、ウクライナ情勢...どうしても、平和や核の話を考えざるを得ないですね。

あと、
ゼレンスキー大統領が来日というニュースを知ってから、個人的に勝手に気が気ではなかったです^^。何かあったらどうするんだ...的な。昨日で3日間のサミットは無事に終わり、どうやら、世界の首脳たち、そして、ゼレンスキー大統領もみんな無事に帰国できたみたいで、これまた、勝手にほっとしてます。よかった。

それにしても、早くウクライナに平和が訪れますように。