首相の辞任表明後に、内閣支持率が上がったという記事を見かけました。
面白いなぁと思いつつ、それについて考えてみました。
辞任表明のあと、安部首相の評価は、
・海外の首脳からは高い評価と労いの声がほとんどで、
・経済界も、景気回復の功績を評価し、
・拉致問題や北方領土問題などの関係者からのインタビューのコメントは、
「一番熱心にやってくれたのに残念です」
でした。
聞こえてくるのは、
明らかに良い評価が多い
ということです。
その結果、
その継続性への期待もあって、支持率が上がったのかなぁ と思いました。
裏を返せば、
辞任表明後に、出てきたような、
良い評価を、メディアはこれまで、ちゃんと報じて来なかった
と言えます。
それどころか、メディアは、
揚げ足とりのような批判や、過剰にネガティブなことを報道ばかりしていた
印象すらあります。
特に、
政治の内容を扱うワイドショーや報道番組は、
わずかな情報や一つの事象を取り上げて、
出演者が、それらについて勝手に思ったことや、考えていることを、また、局の意図を代弁して、声高々に、発言し、
番組では、あたかも信憑性があるかのように放送しています。
でも、その多くは、単なる
「個人の感想や思い」
でしかありません。
そう考えると、
そんな報道によって、世論が大きく左右され、
今回のように、本来よりも支持率が低くなっていたとすれば、そして、
それが、選挙やその結果の政治に多大な影響を与える
とすれば、かなりの問題だと思いました。
なので、
事実を伝えるニュース以外の、
ワイドショーや報道番組では、各出演者の発言には、
「※これは個人の感想です」
という字幕を、つけるべきだと思いました。
通販番組の、健康食品の宣伝みたいに...
通販の場合、
被害は購入した個人だけ
ですが、
先に書いた報道番組などの影響で、
国政に関わる人達が選ばれてしまって、そして、
ろくな政策ができなかったりする場合、
被害は全国民でとんでもない
です。
是非、ワイドショーや報道番組で、政治に関わるような内容を取り上げるときには、
「※これは個人の感想です」
の字幕を入れて欲しいと思うし、入れるべきだと思います。